スクラムとは?
「スクラム」は、アジャイルの手法のひとつで、多くの企業で採用されています。
プロジェクトを数週間程度の短期間ごとに分け、その短い期間内に計画、実行、テストから完了までの一連の業務を行います。一部分を完了させるという作業を繰り返しながら、段階的にプロジェクト完了させるフレームワークです。
スクラムを活用することは柔軟性を高めるため、マーケットのニーズに迅速に対応し、組織のイノベーションの加速を可能にします。
市場性があるプロダクトの高速リリースを実現するために、プロダクトオーナーの存在は必要不可欠です。
まず、プロダクトオーナーとスクラムマスターの違いは何でしょうか?どちらもプロジェクト管理に付加価値を与えるという同じ目的を持っていますが、異なる責任があります。
スクラムマスターはチームとその運用に集中しますが、プロダクトオーナーは顧客の視点からプロジェクトを考えます。
プロダクトオーナーは、多くのステークホルダーと協力してビジョンを理解し、チームがそれを実現するのを支援します。また、ステークホルダーからの要求とフィードバックを管理する責任がありますが、多くの場合、プロダクトオーナーは「いいえ」と言わなければなりません。
時間と予算には常に制限があるため、チームはステークホルダーが持っているすべてのアイデアやフィードバックを実現することはできません。そのため、プロダクトオーナーは明確なビジョンを持ち、優先順位を付け、チームを正しく導く必要があります。
プロダクトオーナーの責任を理解し、成功へ導くためのヒントを学びましょう。
ジョージャスティスは大手グローバル企業や、教育機関でスクラムを指導し、世界20カ国以上で活動しています。
日本では、トヨタ自動車、楽天グループ、東芝グループ、NTTグループ、メルカリなどの各社もトレーニングに参加しています。
そうした経験を元に、日本でもさらにアジャイル・スクラムの導入が促進されるよう、スクラムプロダクトオーナーの育成を行っています。
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「スクラム」は、アジャイルの手法のひとつで、多くの企業で採用されています。
プロジェクトを数週間程度の短期間ごとに分け、その短い期間内に計画、実行、テストから完了までの一連の業務を行います。一部分を完了させるという作業を繰り返しながら、段階的にプロジェクト完了させるフレームワークです。
スクラムを活用することは柔軟性を高めるため、マーケットのニーズに迅速に対応し、組織のイノベーションの加速を可能にします。
・プロダクトオーナー / PRODUCT OWNER
プロダクトの価値の最大化に責任を持ち 仕事の優先順位を決めます。
・スクラムマスター/ SCRUM MASTER
スクラムの推進と支援に責任を持ちます。
・開発者 / DEVELOPERS
使用可能なインクリメントを作ります。
・スプリント / SPRINT
プロジェクトの計画から完了までの短い活動サイクル。 スプリントの完了時には必ずインクリメントを完了させます。(スプリントは、下記4つを包括したイベント)
・スプリント計画 / SPRINT PLANNING
スクラムチーム全員が参加します。開発者は、最優先のプロダクトバックログアイテムを完了させるためのスプリントバックログを作成します。
プロダクトオーナーは、スプリントで達成すべき目的と、プロダクトバックログアイテムについて検討します。
・デイリースクラム / DAILY SCRUM
最適なアウトプットを得るために、1日の作業を再計画するための最短の会議です。
・スプリントレビュー / SPRINT REVIEW
スプリントの終了時にインクリメントの検査と、必要であればプロダクトバックログの精査を行います。スクラムチームとステークホルダーがスプリントの成果をレビューします。
・スプリントレトロスペクティブ(振り返り) / SPRINT RETROSPECTIVE
スクラムチームの状態と次のスプリントの改善点を確認します。スプリントレビューが終わって、次のスプリントプランニングが始まる前に行います。
・プロダクトバックログ / PRODUCT BACKLOG
スプリントサイズのプロジェクトや、プロダクト、サービスのひとつひとつをリスト化したもの。プロダクトオーナーが責任を持ち、チームはそれを助けます。
・スプリントバックログ / SPRINT BACKLOG
開発者が、スプリントの範囲内で、完了の定義および受け入れ基準を満たすために、トップのプロダクトバックログアイテムに取り組むための計画。
・インクリメント / POTENTIALLY SHIPPABLE PRODUCT INCREMENT
動作し使用可能な状態のプロジェクト、またはプロダクトや、サービス。
・準備ができていない / NOT READY
プロダクトバックログのすぐ左側にある列またはリストで、将来の作業のオプションを検討することができます。
・プロダクトバックログリファインメント(精製) / PRODUCT BACKLOG REFINEMENT
誰もが参加する会議で、「準備ができていない」列のアイテムを精査し、プロダクトバックログに優先順位を付けます。そのプロダクトバックログは準備完了の定義を満たしています。
・準備完了の定義 / DEFINITION OF READY
通常は準備ができていない列のすぐ左側にあります。特定のプロダクトバックログアイテムが、スプリント内にその作業を完了する可能性が80%以上あるほどリスクが低く、最小限の明確さとビジネスの整合性であることを示しています。
・ブロックボックス / BLOCKED BOX
別のチームやベンダー、またはチームの制御外のロボットプロセスなど、外部の依存関係を待機している作業を配置する場所。
・完成(完了)の定義 / DEFINITION OF DONE
チームのコミットメントは、完了したどの作業も、その定義した品質基準を満たす必要があります。
・完成(完了)ボード / DONE BOARD
各スプリントの列。4つ以上のスプリントをスクロールバックし、完了の定義を満たし、以前の各スプリントでチームの顧客に受け入れられたものを示します。
・チームの合意 / TEAM WORKING AGREEMENT
通常はスプリントバックログの上にあります。チームメンバーで合意した内容を示します。リストは通常、覚えて使用できるようにするため、10項目未満です。
・スプリントバーンダウンチャート / SPRINT BURN DOWN CHART
完了の定義を満たしたアイテムは何か、いつ完了したのかを示すタイムチャート。 スプリントバーンダウンチャートは、特定のスコープがいつ完了するかという質問にすばやく答えることができます。
・リリースバーンダウンチャート / RELEASE BURN DOWN CHART
現在のスプリントや過去のスプリントで、より大きなプロダクトに向けて小刻みに作業を進めている際に、いつ、何が完了の定義を満たしたかを示すタイムチャート。
・ペルソナ / PERSONAS
通常は完了ボードのすぐ右側にあり、プロダクトのリリースや使用に影響を与える可能性の高い、ユーザー、購入者、メンテナー、購入インフルエンサー、プロジェクトに資金を提供する人、または影響を与える可能性のある社内の利害関係者、コンプライアンス担当者などが表示されています。各ペルソナには、短い名前や、イメージする写真、構築中のプロダクトやサービスに求めるもの、それに関連して嫌いなものや不満の原因など短いリストにします。価値を評価し、リスクを軽減するために各ペルソナを喜ばせるためのバックログを作成します。どのペルソナにとっても利益が最大化するようにします。
・相対的なサイズ見積もりの参照 / RELATIVE SIZE ESTIMATION REFERENCES
チームは最近完了したプロジェクトを参照することにより、迅速かつ正確に、次のプロジェクトの労力や複雑さの予測ができます。次に、完了の定義と受け入れ基準に合わせて完了時間を予測することで、いつ完了するのか、またチームはスピードアップしているのか、スピードダウンしているのかを知ることができます。
・相対的価値見積もりの参照 / RELATIVE VALUE ESTIMATION REFERENCES
参照プロジェクトは、最終的にどれだけの収益を上げたか、あるいは最終的に企業のミッションに対してどれだけのインパクトを与えたか、リスクを軽減したか、新しい能力を学ぶことができたかによって考えます。これにより、バリュースコアが作成されます。過去のプロジェクトから参照できるバリュースコアを使用することで、プロダクトオーナーは、会社にとっての大まかな価値を素早く評価することができます。それを労力のサイズや、技術的な依存関係を考慮した上で、最も価値が高く、最も労力の少ない仕事を最初に取り組みます。
・グループスクラムボード / GROUP SCRUM BOARD
作業を行っている各チームの行と、各チームが完了した各スプリントを確認できる列を備えた大きなボードです。これにはビジネス全体を実行するために必要なKPIが表示されます。実際には、これらのKPIは通常、各チームがそのスプリントで消費した金額やリソース、そのスプリントのアウトプットが会社にもたらした金額やリソースです。そのスプリントでそのチームが完了した作業のポイント数、そのスプリントのアウトプットでの品質の問題や品質スコア、そして具体的に何がそのスプリントで完了したかなどです。
認定スクラムプロダクトオーナー/Certified Scrum Product Owner®は、Scrum Alliance®が提供する認定資格です。
スクラムプロダクトオーナーの主な役割と責任は次のとおりです。
・スクラムチームの仕事に優先順位をつける
・プロダクトの優先順位付け
・作業の取捨選択、および承認
・ステータスについて顧客に最新の情報を提供し、フィードバックを得る
プロダクトオーナーとスクラムマスターは、スクラム(アジャイル)開発モデルでは異なる役割です。ただし、どちらもプロジェクト管理に付加価値を与えるという同じ目的を持っています。スクラムマスターはチームとその運用に集中しますが、プロダクトオーナーは顧客の視点からプロジェクトを考えます。プロダクトオーナーは、プロダクトバックログを管理し、常にそれを可視性できるようにする責任があります。一方、スクラムマスターは、プロジェクトの進行を促進するために、チームの意欲を高め、障害を取り除くことを支援する責任があります。
認定スクラムマスター資格取得するためのプロセスは次のとおりです。
1.認定スクラムトレーナーからの対面、またはオンラインクラスに参加します。
2.クラス課程が修了したら、Scrum Alliance®から、認定スクラムマスター / CertifiedScrumProductOwner®の証明書が付与されます。
※試験はありません。
本クラスは、経験豊富なスクラムマスターと、これからスクラムマスターになられる方のために必要不可欠な基礎のトレーニングを提供しています。
トレーナーは、英語で行いますが、日本語スタッフ2名が逐次通訳を行います。 また全ての教材には、日本語の表記があり、ワークショップは全て日本語で行います。
トレーナーは世界20か国以上で活動しており、世界基準のトレーニングが受けられ、また世界トップ企業の事例などを聞くことができます。
・プロダクトオーナーとして活躍されている方
・プロダクトオーナーとしてのキャリアを築きたい方
・スクラムチームに優先順位を付けてスクラム開発を促進したい方
・スクラムプロジェクトのメリットを最大化したい方
・チームのマネージャー
可能です。お申し込みフォームより支払い方法「請求書」をご選択ください。
通常はクレジットカード決済による利用明細書をもって領収書に代えさせていただきますが、ご入用の際はこちらよりご連絡ください。
クラス開催日の1日前までキャンセル可能です。キャンセル費用は発生致しません。ただし払い戻しについては、手数料を差し引きご返金いたします。日程変更も可能ですので、変更希望日をお知らせください。
プロジェクトの「ビジネス面」に
最も近い人のための入門コース。
スクラムのフレームワークを学び、
プロダクトビジョンの具体化について
理解します。