アジャイルは、ソフトウェア開発のより良い方法として考案されました。2001年に誕生し、それから多くの企業に大きな影響を与えました。今ではソフトウェア業界だけに留まらず、多くの業界でアジャイルが活用されています。

アジャイル開発は、ビジネスの成長、製品イノベーション、変化への対応スピードを向上させます。

例えば、従来の自動車企業では、マイナーチェンジに2年半かかり、メジャーチェンジに5年から7年かかっています。アジャイルな自動車企業では、ヘッドライトや、テールライト、充電口は、2日で変更されます。このような変更は、週に20回以上行われ、それらは全て自動車へ搭載されます。

なぜこのようなことができるのでしょうか?

アジャイル開発は、承認や、予算、変更への対応など、企業の設計や製造スピードに対してボトルネックとなる時間を短縮します。

ジョー・ジャスティスは、ソフトウェア業界を超えて、アジャイルの未来を切り拓く一人として、多くの業界でアジャイル変革を主導しています。

ジョーが立ち上げた自動車企業Wikispeedでは、毎週新しいモデルを発表し、1日に複数の変更を加えるなど、ハードウェア業界での俊敏性を実現させてきました。

そして、道路交通法を最速記録で満たし、安全性5つ星を達成した最軽量車、当時販売されていたガソリン車の中で最も燃費が良く、最も安価なカーボンファイバー及びアルミニウムで製造、といった多くの世界記録を打ち立てました。

ジョーは、次のように話します。『多くのビジネスパーソンは、ソフトウェアが非常に多くのイノベーションを起こしたので、「ソフトウェアは世界を飲み込む」と言います。しかし、世界を飲み込んでいるのはソフトウェアではありません。ソフトウェア企業は、アジャイルになり、高速リリースを達成した最初の企業のほんの一部にすぎません。世界を飲み込んでいるのはアジャイルです。』

私たちは、全ての業界、業種のアジャイル促進に向けて、新たな認定資格を作りました。
それが「JoeDX」です。

Teslaや、SpaceX、ジョー自ら立ち上げた自動車企業WikiSpeedなどの事例も紹介しながら、実践に役立つクラスになっています。

※取得できる資格は「JoeDX」です。

弊社、アジャイル ビジネス インスティテュート株式会社が提供いたします。

Agile Is A Game!
[日本語] TEDxRainier Joe Justice WikiSpeed Japanese

Joe JusticeのTED公演をご覧いただければWikispeed社でのハードウエアにおけるアジャイルの有効性をご理解いただけるはずです。アジャイル業界でハードウェアに強みを持つコーチは世界で見ても稀で日本で教えているコーチもほとんどおりません。

机上の空論ではなく実践ベースで体現してきた者にしか語れない
『本物の開発現場』を皆様にお伝えします。

JoeDXクラスでは自社の開発成功体験だけでなく多くの有名企業を外部から支えてきた経験、つまり内部、外部両面から皆様にその神髄をお見せいたします。

TEDxRainier をテキストで読む
私の次の車の燃費は 1ガロン100マイルです

こんにちは、私はジョー・ジャスティス、シアトルのソフトウェアコンサルタントです。
そしてチーム・ウィキスピードのメンバーです。

チーム・ウィキスピードは速くて、手頃な価格で、超高燃費で、安全で しかも楽しい通勤用の車を作りました。
最初の実用可能な試作車は 3か月で出来上がりました。
既存の車はモデルチェンジがとても遅いのに なぜそんなことができたのでしょうか?

今ここに示している 主流のハイブリッド車の燃費は6年でガロンあたり2マイル増えただけでした。
現在の製造プロセスが遅いのは 変更するのに莫大な費用がかかるためです。
エンジニアが明日このドアを 再設計しようと思ったら新しいドアの型を作る前に 現行モデルの型の 費用を10年で減価償却する必要があります。そうしないと 数百万ドルを失うことになります。これは製造部門では珍しいことではありません。
開発サイクルは 10年から25年にもなります。

昔のソフトウェア開発でも 同じ方法がとられていました。我々の開発サイクルは7日です。
これはソフトウェア開発にも 使われている新しい手法で非常に迅速に変更を加えることができます。

2008年に Xプライズ財団が1000万ドルの賞金を懸けた国際的な懸賞を発表しました。
1ガロンで100マイル走り 車両の安全基準を満たした車を作ることができるかどうかというチャレンジです。

2008年に最先端だったのは ボブスレーのようなものでしたこの車はガロンあたり 100マイル以上走りましたが
1人しか乗れず、車両の安全要件を満たしていませんでした。
私も Xプライズに参加しました。
しかし 最初はひとりで参加しました。
私はこのときうまくいったことやうまくいかなかったことそして学んだことの全てを ブログに書くことにしました。
やがてソーシャルネットワークを通じて チームができ支援が得られるようになりました。

3か月後 Xプライズに出す車ができ上がりボランティアのチームは 4か国44人になっていました。
私たちはメインストリーム部門で 10位になりました。
つまり 世界中の企業や大学が作った他の100台以上もの車に 勝ったのです。

私たちの車の開発方法は最新のソフトウェア開発の方法を モデルにしています。
その技法には おもしろい名前が付いています。
アジャイル、リーン、スクラムなど。

これらの方法はすべて 迅速に変更を加えるのに役立ちます。
Xプライズの直後 私たちは 世界最大のオートショーに招待されました。

2011年1月 ミシガン州デトロイト
私たちはもっと美しく 美学の感じられる 車を作りたいと思っていました。
しかし車体を1台作るのに少なくとも3万6千ドルかかり リードタイムが3か月かかると知っていました。
そこで私は仕事を休み 複合材の教育を受けてきました。
それからチームに戻って 複合材で小さな車のモデルを作りました。
そしてそれを作るプロセスを繰り返しついに3日と800ドルでカーボンファイバーの 車のボディーを作ることができたのです。

みなさん素晴らしい 本当にありがとう。

オートショーでは 私たちのブースはメインフロアでフォードとシボレーの間に配置されました。
幸いにも 私たちの車は とても格好の良い車でした。

その車はディスカバリーチャンネルで 紹介されポピュラーサイエンス、ポピュラーメカニクス、 ニューヨークタイムズオンラインナショナルジオグラフィックチャンネル ワイアードマガジン フォーブス・ビリオネアクラブや 他のメディアも私たちを紹介しました。

これは6か月の間に起こったことですが
今現在、メリーランドのジャーマンタウンチームを 率いるロブ・モーバッカーがオープンカー用の型を製作しています。

どうやって作るかって?
モジュールを用いるのです。

エンジンはガソリンから 電気エンジンに切り替えることができます
タイヤを交換するのにかかる時間と ほぼ同じです。
コンバーチブルからピックアップトラックに 車体を載せ替えることもできます。
こうして 変更を試し 迅速に開発することができます。
図のように 車の枠組み すなわちシャーシが 全てのモジュールを支えています。
このシャーシは衝突試験で 5つ星相当を得られる世界で最も軽いシャーシです。

私たちの車が安全なのは部品を作る前にその部品の安全性のテストを 設計するからです。
実際 私たちは全ての部品のテストを 設計してから組み立てます。
これは ソフトウェアの世界でいう テスト駆動開発から発想を得ています。

私たちはできるところでは 最小限の装置で車を作ります。
写真に写っているのは 最近シアトルの高校を卒業したロブ・ハギンス彼は大学へ行くために貯金をしているのですが、
彼は 既存の自動車工程で使われている1億ドル以上する機械の代わりに89ドルのバンドソーと自作のCNCルーターを使って
ウィキスピードの車を作ることができます。

変更を加えるのにかかるコストは できるだけ減らします。
工具や機械にかかるコスト 複雑な工程にかかるコスト、これにより 次のバージョンの製品を作るのに
3年から7年もの間 待つ必要がなくなるのです。

7日ごとに車のどの部分にも 変更を加えることができるのです。
それが私たちの仕事の速度を上げまた 士気がチーム全体の速度を 倍増させることも分かりました。
「アジャイルチーム」を編成する最も小さく最も速い方法論を利用しています。
スクラムです。
スクラムはチームを非常に速く動かす方法でこれがまさにチームウィキスピードの運営方法です。
我々は全ての作業をペアで行います。
これにより 生産的ではないトレーニングに 費やす時間を回避することができます。
また 作業の記録がほぼ不要になります。

この写真では マーティン・バレンと カート・ロイがエンジンを組み立てています。
彼らは2人とも完璧にエンジンを 組み立てることができますが仕事中にすべての知識を共有することができ、その後 誰かをトレーニングする必要はありません。

作業の流れを視覚化することによって工夫して問題を解決するのに 費やしていない時間が特定できます。

これを行うのに使用するツールは すべて無料ですがこれらはいずれも10年前には 存在しませんでした。
つまり このアプローチはつい5年前でも難しかったか 不可能でさえ あったかもしれません。
全ての業界は このプロセスの恩恵を受けています。
実際 企業は生き残るためにまた競争に勝つためには将来このプロセスに 適応していく必要があるでしょう。

では何をすればいいのでしょうか?
経営者の方は 取締役会のメンバーからその会社のプロセスコーチになる人を 決めましょう。

次に プロセスコーチをチームに加えます。
あなたがチームのメンバーなら プロセスコーチに尋ねてくださいどうやったらチームの効率を 高めることができるのかを。
もしあなたがプロセスコーチか スクラムマスターならあなたの会社の 物と情報の流れを可視化してあらゆる機会にスキルを磨いてください。

ウィキスピードの次の目標は?
現在 私たちは8か国100人以上の ボランティアから成っています。
車も売っています。
そして今 このプロセスを使って より大きな問題を解決しようとしています。
ポリオ撲滅支援や発展途上地域での低コスト医療センターの 開発支援などです。
チームウィキスピードに参加して 世界を変えましょう。
アジャイルのスキルを磨いてあなたの周りの世界を変えることができます。

しかし それよりさらに素敵なこととしてここにいるすべての人に勧めます 1日2時間いや 週にたった2時間でも 社会貢献のために迅速に問題を解決することをチームウィキスピードのたくさんのメンバーが 週に2時間から8時間を費やして私たちの車を迅速に作るのに貢献しました。そして 驚くほどに 継続的な成功を 収めてきました。

私たちは超効率の良い車を作っていますがここにいる誰かはロタウイルスの 根絶に貢献するかもしれませんしシンプルかつ持続可能な金融アプリを開発して発展途上国に供給するのに 貢献するかもしれません。
そしてそれは テレビを見たりリトルリーグのコーチをするよりも 素晴らしいことでしょう。
ここにいる全ての人が 週にたった2時間でも社会貢献のための問題解決に費やしたら どんなに素晴らしいことでしょう。
爆発を背にゴリラとサメが ハイタッチしているときのように!
ありがとうございました
認定スクラムトレーナー
Joe Justice (ジョー ジャスティス)

ジョージャスティスは大手グローバル企業や、教育機関でスクラムを指導し、世界20カ国以上で活動しています。
日本では、トヨタ自動車、楽天グループ、東芝グループ、NTTグループ、メルカリなどの各社もトレーニングに参加しています。
JoeDXのクラスの中で、私が培ったスクラムの実践に向けた指導をさせていただきます。

\ JoeDX /

Speaks at TOYOTA on JOEDX 2023/6

TOYOTAでJoeDXクラスを実施:アジャイルな未来への一歩

私たちアジャイルビジネ インスティテュート株式会社 (ABI)は、自動車業界のリーダーであるTOYOTA本社にて、JoeDXを共有する機会を得ました。

このクラスは、アジャイル手法とマインドセットを広くシェアし、これがTOYOTAの製造プロセスと製品開発にどのように適用できるかを示すものでした。

長年にわたり、TOYOTAはその独自の生産方式で世界的に認知され、尊敬されてきました。

しかし、我々は彼らがアジャイル手法から新たな視点と手法を融合させ、製品のイノベーションと市場への対応スピードをさらに向上させることが可能であると確信しています。

そのため、JoeDXの創設者であるJoe Justiceの知識と経験を基に、TOYOTAの開発チームに新たなアプローチと手法を示すことができました。このレクチャーは、製造プロセスのボトルネックを減らし、全体的な生産効率を向上させる可能性を提供するものでした。

私たちABIは、今回の取り組みがTOYOTA社にとってプラスになることを願っています。そして、TOYOTA社がこれからも世界の自動車業界をリードし続け、さらなる発展を遂げることを祈っています。今回の経験は私たちにとっても学びの場であり、これからも我々の知識と経験を共有し、全ての業界がアジャイルな未来へ進む手助けをすることに全力を尽くしていきます。

  • ローンチ:チームの立ち上げ
  • スピード企業:イノベーションのペースを最大化するためのビジネスユニットや事業部の再編成方法
  • イノベーション:予算編成のプロセスを変更し、対応力を高める
  • 予算:新しいアジャイルな企業構造に合わせて、サポートする予算ポリシーと契約
  • モジュール:プロダクトとサービスを並列実行可能に分割し、スピードを最大化する
  • リーンコーヒー:イノベーションのための作業とタイムラインの自己組織化
  • スピードチーム:財務効率を上げるためのアジャイルチーム構造
  • デジタルセルフマネージメント:優れたソフトウェアで人間のパフォーマンスを向上させる
  • ジャスティスボード:予算的責任を伴う自己組織化チーム
  • xM:設計の更新を毎日可能とする工場
  • オープン・スペース・テクノロジー:会社全体の自己組織化

  • Zoomを活用したオンラインクラスです。

    ブレイクアウトルームでチームを作り、受講生のみなさまにもご参加いただき、ワークショップ形式を含めて講義を進めていきます。

    Miroで作成したバーチャルボードを活用しながら、チームでスクラムを実践することで、体験を通して学びます。

  • JoeDX資格取得

    本セミナーには、資格取得に必要なカリキュラムがすべて含まれています。

    2日間のトレーニングの後、参加者全員が
    アジャイルビジネスインスティテュート株式会社による「JoeDX」の認定を受けることができます。
JoeDXについて

JoeDXとは何ですか?

ハードウェア開発のためのアジャイルプロセスです。
アジャイルハードウェア開発には、イノベーションのスピードを上げるためのエンジニアリング、マネジメント、ビジネスプラクティスが含まれています。
またベンダーやサプライヤーのプラクティス、ライン構成、プログラム管理、製品アーキテクチャ、ツール選択、設計、テストサイクルの強化を通じて、認証やメンテナンスを含む新製品導入の短縮を図ります。

JoeDXでは何を学びますか?

◆先進的企業から学ぶアジャイルハードウェア開発
◆アジャイル組織における構造とコミュニケーション
◆生産現場における反復的アプローチ方法
◆イノベーションとスピード
◆エクストリーム・マニュファクチャリングの原則
◆インターフェイスとモジュール
◆プロセスの改善とフィードバックを集める方法

「JoeDX」資格取得のプロセスを教えてください

「JoeDX」資格取得の流れは以下の通りです。
トレーナーから対面/オンライン授業を受講。
クラスコースを修了すると、アジャイルビジネスインスティテュート株式会社は、「JoeDX」の証明書を付与します。
スクラムやアジャイルの経験がなくても参加できますか?
このクラスは、アジャイルハードウェアの開発経験者や意欲的な開発者に必須の基礎トレーニングです。

誰が受講すべきですか?

技術者
ハードウェア製品の開発に携わる方

経営者
経営幹部、事業責任者、チームリーダー

JoeDXクラストレーニング

アジャイルの経験がないのですが参加可能ですか?

本クラスは、アジャイルの経験豊富な方、これから学んで実践したい方のために必要不可欠なトレーニングを提供しています。
しかし、JoeDXは誰でも受講可能ですが、上級クラスの位置付けとなります。
初級クラスをご希望の場合は認定スクラムマスタークラスをご受講ください。

英語に自信がないのですが参加可能ですか?

トレーナーは、英語で行いますが、日本語スタッフ2名が逐次通訳を行います。 また全ての教材には、日本語の表記があり、ワークショップは全て日本語で行います。トレーナーは世界20か国以上で活動しており、世界基準のトレーニングが受けられ、また世界トップ企業の事例などを聞くことができます。

請求書払いは可能ですか?

可能です。お申し込みフォームより支払い方法「銀行払い」をご選択ください。お申込み後に届くメールに請求書を添付してお渡しします。

領収書はいただけますか?

クレジットカード決済の場合お申込み後に届きますメールに添付しております。銀行振込の場合は利用明細書をもって領収書に代えさせていただきますが、ご入用の際はこちらよりご連絡ください。

キャンセルは可能ですか?

クレジットカードの場合は、キャンセルや変更はできません。キャンセルや日程変更の可能性のある方は、銀行振込でお申込みください。

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